2022年では初となる「スプリント」が行われるエミリアロマーニャGP。金曜日の予選が行われました!
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2022年初の「スプリント」フォーマット
2021年は土曜日の「スプリント予選」で1位を確保したドライバーに「ポールポジション」の称号が与えられていましたが、2022年には改正され、金曜日の1周アタックでの最速ドライバー=「ポールポジション」となります。
「1周アタックでの最速」と、「30分レースでの最速」は全然性質が違うと思いますので、2022年の方がしっくりはきますかね~。
ただ「スプリント」でクラッシュして決勝が最後尾だとしても、「ポールポジション」ですか?そこは「ポジション」というワードのせいで違和感ありますよね(苦笑)
だって通常フォーマットの際に、予選で最速でも決勝でエンジン交換ペナルティの場合は、決勝を1番手から出走する予選2位のドライバーが「ポールポジション」と呼ばれていたような?
定義よりも言葉を「予選最速」とかに変えるべき?でもそうすると、今度は過去からの統計とかが難しくなるのでしょうねー。うーん・・・、どっちでもいいか!(笑)
予選結果
アルボンはQ1でブレーキトラブル(発火)があり、ノータイムでした。
サインツはQ2通過タイムを記録後にクラッシュがあり、Q3ではノータイムでした。
個人的な感想!ポジティブサプライズ!
個人的なポジティブサプライズには黄色を塗っています!
ノリス
今回はまずはノリスですかねぇ。2021年もそうでしたが雨絡みはイキイキしますね!最終アタックでミスってしまいましたが、有利に働いたとはいえ故意ではなさそうで仕方がないですね。本人は暫定2位タイムは出す気マンマンだったようなので、走り切ったところは見てみたかったです。
マクラーレンがオーストラリアGPで速かったのはサーキット特性という話でしたが、雨でも速かったですね。スプリントや決勝ではズルズルいっちゃうんでしょうか?
予選3位までがフェルスタッペンールクレールーノリスと、まさに次世代エースドライバー!という感じで、将来マシン性能差が落ち着いたところでこの3人の激しいバトルを見てみたいですよね!
マグヌッセン
次はマグヌッセンです。今回はフェラーリエンジンが背中を押したというのもあるんでしょうけど、いるべき場所より少し前の位置をきちんと確保し続けているのは、もう素直にスゴイですね。シューマッハはプレッシャーでしょうねぇ。将来振り返って「学びの機会だった」と言えるほど成長できるか、このまま燻って消えてしまうのか、正念場の年になっていきそうですね。サインツが延長契約をしたことで、近い将来のフェラーリ昇格もない中で、牙を研ぎ続けられるかどうか。
ベッテル
続いてベッテルです。前戦がズタボロのデビュー戦でマシンとの信頼関係も皆無の中、雨絡みでマシン挙動がより不安定な中でこのポジション。引退ゴシップも出てくる中で、さすがチャンピオンですよ・・・!ちゃんとアタックが出来ていれば、最低でもあと1つは上だったでしょうけど、感心してしまいました。
角田選手
角田選手は、16番手は残念なポジションです。ポジティブな点は、ガスリーに差をつけて先行したことですね。何かあったのかもしれませんけど、勝ちは勝ち!フリー走行1回目でも基本的にガスりに先行し続けていましたし、言い訳はあるかもしれませんがまぐれではないでしょう。メルセデスが良いタイミングで最終アタックに突入できていましたが、あれも偶然ではないはず。チーム力のサポートもあれば、もっと活躍できたかもしれませんね。スプリントと決勝でも粘りの走行で、ポイント圏内まで浮上していくところを見たいですね!ドライになってアップデート効果がしっかり出て、活躍して欲しいです。
個人的な感想!がっかりサプライズ!
やらかしサインツ
がっかりトップはまたしてもやらかしサインツですよね。無線での「キーププッシング!」指示が一因と解説陣のコメントがありましたが、本人インタビューではプッシュしていなかったと言っているようです。でもいずれにしても言い訳ですよ・・・。アタックチャンスが1-2周しかないなかで、リスク管理しつつ最大の結果を出さなければいけないのはどのドライバーも一緒ですし。ただタイムを見ていれば、赤旗中断がなかったとしても一発目のタイムで通った可能性はかなり高かったでしょうし、瞬間で判断出来そうなものですけどね・・・。無事に帰ってくれば良かっただけなのに。自滅多すぎ、ルクレールを楽にさせすぎです。スプリントも下手したらギアボックス交換で15番手ですかね?また数周で終わるようなら目も当てられないですね。最低4位、出来れば3位に上がって決勝を迎えられるようなら、スプリントフォーマットに助けられた形になり得るかもしれませんが。
ペレス
ペレスも残念でした。一日で一番大事なタイミングでの熱入れ失敗は頂けませんね。こちらもスプリントで3位必達、決勝でルクレールにプレッシャーを与えられる存在になって欲しいですね。
メルセデスチーム
2台ともQ3に進めないのは、2012年日本GP以来10年ぶりだと解説コメントがありました。今年の戦闘力のなさが浮き彫りですね。2021年に終盤までチャンピオンを争ってたからね・・・、ってなると、いややっぱりレッドブルスゴイな!と気付かせてくれる存在ですけどね。
まとめ
ポイント制度も改正した効果が出るのか、初のスプリントでどれほど熱い戦いとなるか、楽しみです!今回の予選で思ったよりも前の方を確保出来たドライバーにしてみれば、このまま決勝の方が良かったのに!って思うでしょうけど(笑)
金曜日、土曜日、日曜日と見どころがあるフォーマットなので、忙しいでしょうけど楽しいですよね。
土曜日のフリー走行2回目を短縮か廃止にして、金曜日のフリー走行1回目を1.5時間とか2時間にしたら、もう少し運の要素が抑えられそうに感じます。単純に増やすだけだとカネがない!って始まりますから・・・。
予選で失敗したドライバー達や、角田選手がいるべきポジションまで復帰できるか。トップ争いの二人が1周目のクラッシュなどなく終えられるか。楽しみにスプリントを観戦したいと思います!では!