第14戦ベルギーGPが終了しました!
『もしこのマシンで表彰台に乗れなかったら恥ずかしい』
と予選後のインタビューで自らハードルを上げたフェルスタッペン劇場となった一戦でした・・・。
そのほかにも、
- コースとの相性が良くないハミルトンがオープニングラップクラッシュで見せたしょんぼり背中。
- 決勝ではなかなかの健闘を見せたアルファタウリ。
- アルボンのガッチリポイント奪取。
- ドタバタフェラーリ。
・・・などなどが印象に残ったレースではありましたが、レース勝敗自体は前半が終わる前にほぼ決してしまい、個人的にはちょっと退屈を感じてしまった一戦となりました。
Contents
決勝結果
まずは決勝結果です。
※フェルスタッペン、ルクレール、オコン、ノリス、周、シューマッハーはPU交換等により15グリッド以上のペナルティにより最後尾スタート扱い。予選結果順に14番手以降に並んだ。
※角田選手は予選後にPU交換とセッティング変更によりピットレーンスタート。
※ガスリーは決勝スタート直前にガレージで作業。ピットレーンスタート。
決勝の個人コメント
フェルスタッペンについて
強かったですねぇ、ホント・・・。
ペレスに詰まった一瞬だけモタついたかもしれませんが、最終結果にはまったく影響ありませんでした。
ソフトスタートであれだけ速くてぶち抜いて来ていたのに、結局ミディアムスタートのペレスよりも引っ張れていたし。
なお川井さん情報ですが、『2ケタグリッドからの2連勝は過去1度だけ』だったそうです。
1959年最終戦ー1960年開幕戦での2連勝があるだけ。
60年ぶりの記録、かつ同一シーズンでは史上初の偉業達成、すごいですねぇ・・・。
「圧倒的に速い」かつ「予選がうまく行かない」という理由がないと起こらない特殊性のせいでもありますけど、滅多にないことを目の当たりに出来たのはスゴイ。
20周足らずで完勝確実になってしまい、あとは信頼性トラブルさえなければ見どころなしというある意味つまらない展開にしてしまいました。
ルクレールが「あのマシンはスパ用に作ったのかと思うほど」と言っていたそうですが、コース特性によりここまでズバ抜けていたと思いたいです。
夏休み後のアップデートによりここまで差が付いて、今後のレースが全部コレならば、最終戦まで盛り上がらなさそうですから・・・。
もうレッドブルは来年のマシン開発に10割振り向けても大丈夫なんじゃない?(笑)
ハミルトン&ラッセルについて
ハミルトンは予選後も絶望コメント出てましたけど、決勝もあっという間にリタイアでしょんぼりした背中が印象的でした・・・。
「みんなでF1」さんのツイート内では徒歩だと1周2時間かかると書かれていましたが、あそこからだとどれだけ歩いたんでしょうね・・・。
2008年ベルギーGP、コースの一番高い場所から。
遥か彼方にピットストレートが見えて、スパの高低差100mの凄さを実感できます。
1周歩くのに2時間くらいかかるのも納得の、自然の中の雄大なサーキットです😆#f1jp #BelgianGP pic.twitter.com/ZPMOOVFEkA— みんなでF1 (@minna_de_F1) August 28, 2022
ラッセルは頑張っていましたが、最後は力尽きていました・・・。
サインツが頑張ったというより、ラッセルのタイムが落ちてそうに見えました。
まあシーズンスタートからここまで盛り返しただけでスゴイことだと思います。
レース展開と気温などのコンディションでうまいことシーズン中に1勝拾えるといいですが、こちらももう来年に10割向いていくんでしょうね。
アルボンについて
予選結果を活かして粘り倒してのポイント獲得でした。
この煽り加工、笑ってしまいました。後ろのドライバーはイラっとしたかもしれませんが、好きです(笑)↓
P10 baby pic.twitter.com/kwFckmgzT0
— Alex Albon (@alex_albon) August 28, 2022
ルクレールについて
なんかもう、絶望的な状況に不運も襲うしミスも重なり、まさに踏んだり蹴ったり・・・。
- 序盤の緊急ピットは、フェルスタッペンの捨てバイザーが影響
- 捨てバイザーによるセンサー故障が、ピットレーン速度超過にもつながる
- ピットレーンの速度超過はたった1km/hだった
ここまでくるとホントすごいですよね・・・。泣きっ面に蜂から熊襲撃。
最後のファステスト狙いはルクレールは否定的なところをチームとして強行したそう。
一旦抜かれてしまった上に、抜き返してもファステストには全く届かず。
それでいて『チームとしては判断ミスしてない!』とか言ってますし。
一万歩譲ってそうだったとしても、それいう必要ある?
むしろチームが悪者になってあげたっていい局面では?
一番プレッシャーが成績に影響してしまうドライバーに全部背負いこませるんですか?
ちょっと考えましょうよ・・・。悪い会社組織の典型を見ているみたい・・・。
少し・・・、いや「だいぶ」ドライバーが可哀そうですね・・・。
これでドライバーズランキングも3位に後退ですか。うーん・・・。
角田選手について
予選結果が振るわなかったのでPU交換とセッティング変更しピットレーンスタート。
レッドブルの順位を1つでも上げるためのアシスト体制?と思えなくもないですが、結果的にかなり健闘出来ていたのは好材料でしたね!
ピットインについてタイミングに少し疑問が残った点と、ロスタイムが非常に大きかったことが残念でした。
データは分かっていませんが、ハードはもっと引っ張れたんじゃないですかねぇ?
そうすればもっとミディアムで攻められたかも??
角田選手本人が、ピット作業がうまくいっていればガスリーより前でフィニッシュ出来たはず!と言っていたそうですが、ホントそうなっていて欲しかったですねぇ・・・。
少なくともチーム関係者はそれを理解してくれているでしょうね。
今回のコメントが報道上はどう切り取られているか分かり辛いのですが、間違ってもチーム批判と取られてしまわないことを願いつつ。
今レースは本人のミスなく粘り強く、大健闘でした!
ガスリーもピットレーンスタートから堂々入賞を果たしていますので、コース特性としてはチームに追い風が吹いていたのかも。
ここで健闘できるのであれば、モンツァでは強いっていうパターンになるのかな?
今後も頑張って欲しいです!!
まとめ
夏休み明け初戦は、グリッド下位からのフェルスタッペン圧勝劇で幕を閉じました。
ここからさらに2連戦、あまりに強すぎると在りし日のメルセデスやフェラーリを思い起こさせる『退屈なレース』になってしまうので、また白熱したレースが帰ってくることを願っています(贅沢ですが)
一旦勝利数を無視すれば、鈴鹿終了時点で112ポイントリードで戴冠。
シンガポール終了時点なら138ポイントリードで戴冠。
現在ペレスに93ポイント差、ルクレールに98ポイント差。
3戦で45ポイント差拡げてしまう可能性は・・・どうでしょう。
現状2強なので、大トラブルがなければ一番離れても1位ー4位と1位ー3位が現実的。
そうすると最大でもそれぞれにつく点差は14点と11点。×3戦。
これならフェルスタッペンが怒涛の連勝をしたとしても、鈴鹿まではギリギリ保ってくれそうな気がします。・・・というか保ってください(笑)
逆にお互い大トラブルがないままなら・・・、鈴鹿で戴冠の可能性どんどん大きくなってきましたねぇ・・・。
少なくともフェラーリは、すでに地元モンツァは白旗状態ながら、オランダでは頑張れそうというコメントのようですね。
次戦オランダでは白熱したバトルに期待したいです!
では!
フジテレビnextでの、グランプリニュースは3連戦後に2時間枠だそうです!