2022年F1GP

F1グランプリニュース Rd.6-7

第6戦スペインGPと第7戦モナコGPの連戦特集となる「#6 2022 F1 GPニュース」が、フジテレビnextにて放送されました!

今回も他では得られない情報や解説陣のコメントで大いに楽しめました!

私の印象に残った情報やコメントを報告します!

Contents

第6戦スペインGP特集!一番印象的だったのは川井さんのコメント

一番印象的、ハッとさせられた川井さんのチームオーダー戦略コメント

まずは第6戦スペインGPの特集です。

今回私が一番印象的だったのは、川井さんのコメントでした。

DRSトラブルでフェルスタッペンがラッセルを攻略し切れない中、フェルスタッペンは3ストップ作戦に切替えてソフトタイヤで素晴らしいペースを発揮し逆転しました。

その中でペレスは2度もチームオーダーを出される形となり、無線でも「アンフェアだけど仕方ない。後で話そう。」と思わず不満が飛び出したレースでした。

ペレスへのチームオーダーという目線で見ると、「シーズン序盤なのに」とか「ナンバーツー待遇きつすぎ」といった印象になりがちなシーンでした。

この一連の流れに対し、山本さん、川井さんはどのように感じたかのコメントとして以下のように話していました。

山本さん
山本さん
ダブルタイトルを狙うためには、序盤だからこそランキングのトップを押さえておきたいという考えだと思う
川井さん
川井さん
ペレスへのマックスを優先させるチームオーダーのようだが、ラッセルを効率よくピットストップ戦略で抜いてワンツーを形成するためには、あの戦略が一番良かった。というよりあれしかなかった。

チームでワンツーを取るためには『あれしかなかった』とまで言われると、ハッとしますよね!

結果的にマックス優先のようでいて、チームとして最大ポイントを獲るための必須戦略でもあったということに改めて気づかされて、さすがだなぁと思いました。(レッドブルも川井さんも!)

暑いレースでタイヤにきつい中、柔軟に戦略を切り替えたレッドブルチーム

川井さんの情報では、スペインの5月の気温としては過去最高を記録していたようです。

そんな酷暑の中でほぼすべてのマシンがソフトタイヤでスタートするというのは意外だったようで、ほとんどのチームがそれで2ストップで行けると思っていたのでしょうね。

そんなどのチームもレース中に柔軟に最適な戦略へと切り替える必要に迫られてしまった中で、鮮やかに機能させたレッドブルチームが際立っていました。

DRSトラブルについては、山本さんがクリアランスが全くない状態だったと言っていました。

遊びが全くないほど極限の突き詰めをしてしまった結果だったのですね。余裕を持たせたから次戦以降は大丈夫そうとのことでした。

第7戦モナコGP特集

こちらも川井さんのコメントが興味深かった

モナコGPも川井さんの振り返りコメントが興味深かったです。

  • フェラーリは優先すべきことを忘れていた、誰を勝たせようとするか考えるべきだった。
  • もっと徹底的に前(ルクレール)を逃がしていたら楽に勝てていたはず
  • サインツがインターを拒否したところからズレ始めた
  • ルクレールはペレスがインターに換えたあと、カウンターに2周かかったが1周なら前を抑えられていたはず
  • 終盤ノリスがピットしFL狙いをしたが、その前にいたラッセルもピットは可能だった。ミディアムの手持ちがなかったのでしなかった。
  • ミディアムはグレイニングに気を付ける必要があったので、アロンソはペースを抑えたのでは。

なるほど確かに・・・!と思う内容がとても多かったです。

フェラーリがルクレールを逃がすべきだった、は確かにそうですよね。チームオーダーが・・・とかいってる場合じゃないですよね、両方で逆転を許している中では。

予選で前を取った方を確実に勝たせるから。ってことを予選前に決めておいて、2番手にきっちり仕事をさせれば圧勝間違いなしでしたもんね。

しかも、フェラーリの負けが決定的になったのはサインツが直接ドライを要求したことから始まった、というのも非常に興味深かったです。

私はむしろサインツはすごい判断するなあ、ぐらいに思ってましたから・・・。

  1. ペレスがインターに換えて速いペースを発揮
  2. 急いでカウンターを打つべきフェラーリは、とりあえず2位走行中のサインツをインターに換えて蓋をしたい
  3. サインツは直接ドライにすべきと断固拒否
  4. 説得しきれなかったフェラーリはなぜか蓋の役目をルクレールにさせようとする
  5. ・・・けど1周遅れてしまったことによりペレスの先行を許してしまう

こういうことですかね。ほんとグッダグダですね・・・。

サインツをチームのためと確実に説得して即インターか、直接ドライの戦略をルクレールにも提案してみて二人ともそうするか、ルクレールのみインターに換えるならペレスの1周後にするか。

どれかが出来ていれば、結果違ったでしょうにね・・・。結果論では直接ドライの方が正解でしたし。

レッドブルの戦略すごかったな、サインツもいいとこついてたのにな、ぐらいの印象でしかなかった私にとっては、ここまで掘り下げて振り返られるのは楽しくて仕方がありませんでした(笑)

アルファタウリ角田選手の戦略がイマイチだった

山本さんはアルファタウリが角田選手にとった戦略についても非常に良くなかったとコメントしていました。

モナコなのにタイムだけ見て戦略を決めている。トラックポジションを全く見ていなかった。

メルセデスなどはそれぞれのドライバーのトラックポジションを見ながら、片方のドライバーにうまくハマったタイヤ戦略であっても、あえてステイアウトさせたりしていたそうです。

確かに、角田選手がインターはいてピットアウトしてきた時点でガスリーの後ろになっていて、なんだかなぁ・・・とは思っていましたが。ドライバーの迷いや自信喪失にもつながってしまいますし、的確な判断が出来るように、チーム力が向上するといいですね。

フェラーリもアルファタウリも某国のチームだからねと、ちょっと行き過ぎた発言も飛び出していました(笑)

ポーパシングとバウンシング

スペインで好調だったメルセデスがまたモナコで「縦揺れ」に苦しめられていました。

モナコでは「バウンシング」の症状だったようですね。

同じ縦揺れ問題である「ポーパシング」と「バウンシング」の違いについてコメントがありました。

「ポーパシング」は空力によるもので、超高速でフロア下のダウンフォースがピークに達してサチって接地して離れて浮き上がり、またダウンフォースで吸い付いて・・・という繰り返しで発生するもの。

「バウンシング」はサスペンションをガチガチにすることで、路面の段差で跳ねてしまうもの。

ということのようですね。

次戦アゼルバイジャンでは超高速ストレートがありますから、そこでメルセデスの症状が解決しているかどうかがハッキリするでしょう、治ってないと思ってますけど!と川井さんはコメントしていました(笑)

まとめ

twitter番組への質問を投稿し、採用されるとプレゼントへ応募が出来るキャンペーンが行われていたので、私もいくつか投稿してみましたが残念ながら採用されませんでした(笑)

採用された質問と同じ内容は投稿してたのになー、ってことはありましたけど。

誰もが気になっていて質問したい内容であって採用されそうでありつつ、誰かの質問と被らないって至難の業ですよね(笑)

今回のGPニュースでは表彰式前のドライバーの会話コーナーがありませんでした・・・これは非常に残念です。

大したことないことしか喋っていなかったのか、時間の都合なのか、人気がなかったのか。

しょうもない会話だったとしてもそれが楽しみなので、復活して欲しいなあと思ってます。

次戦はル・マンと重複してしまいますがどちらも楽しみです!では!