2022年F1GP

F1グランプリニュース Rd.3

第3戦オーストラリアGPの特集となる、「#3 2022 F1 GPニュース」が、フジテレビnextにて放送されました。

今回も通常のF1放送や、F1ニュースサイトでは手に入り辛い情報も織り交ぜての内容で楽しめました!

私の印象に残った情報やコメントを報告します!

Contents

番組冒頭オーストラリアGP予選の紹介より

川井さん、米家さんのコメントによると、今回レッドブル陣営が不調だった一因としては、改修されて高速化されたサーキット特性の読み違いを挙げていました。

これまでの2戦ではダウンフォースを軽めに、直線番長でセットアップを進めていましたが、今回はダウンフォース強めでセッティングを進めている様子だったそうです。リアを気にしてセットアップした結果、フロントをいじめ過ぎた様子。

ルクレールとフェルスタッペンの予選アタックの同時比較映像は、解説込で見ていると楽しいですね!最後から2つ目のコーナー手前までは、抜きつ抜かれつでフェルスタッペンが微差でリードしていて、最後コーナー2つでコンマ3秒もちぎられていてちょっと衝撃でした・・・。

マクラーレン好調の要因、オーストラリアGPサーキット特性

オーストラリアGPは『特殊なサーキット』というコメントは良く聞いていましたが、今回はその特殊性について紹介がありました。

コーナー角度の平均値が全戦で一番小さい。そのためコーナーにいる時間が短い。

これ興味深いですねぇ!私はこれまで、公園の公道を利用したストリートサーキット、コンクリートウォール、という特殊性は理解していましたが、まだ理解が足りていませんでした!

結果的にマシンによるコーナリング性能の優劣が出づらいので、『ここだけ好調』っていうマシンが出てくることも有り得るようですね。

好調マクラーレンのコメント「サーキット特性で速いだけ!」は、謙遜によるところも大きいのかな~、と思っていましたが、そういった特殊性があるなら確かにまだ苦労してしまうのかもしれないですねぇ・・・。

米家さんからは、開幕前テストでボロボロだった分、これまでの2戦でようやくテスト距離がこなせた面もあるのでは、という補足もありました。

アロンソの予選が完遂出来ていたら・・・4位?

川井さんは「アロンソが予選アタック完遂出来ていたらポールはあり得たのか?」という質問に対し「ない!」と即答していました(笑)

私も書いていましたがホント気になりますよね~。

川井さんがデータから見たところによると、4番手だったのでは、という推測結果でした。それでも決勝結果は全然違うものになったでしょうねぇ~。

解説陣は、トラブルによってマシンコントロールを失いながらも、クラッシュ寸前までクルマをぶつけまいとステアリングから手を離さなかったアロンソの気迫にも感心していました。最後まで諦めきれなかった姿勢は、さすがですね。

予選で不調だったドライバー達(ベッテル、ストロール、ハース、ボッタス)

その他ベッテルはスクーターでの罰金だけでなく、土曜日にはQ1になんとか出走して戻って来てピットレーンで速度違反罰金と、罰金を払うために走ったみたいな結果への同情がありました・・・。ベッテル恒例のマシンへの命名ですが、今年は乗り込みが足りないからかまだ公表していないようです。

ストロールのクラッシュはエンジニアとのコミュニケーションもまずかったようです。

アタックラップを途中で中断させる指示が出て、(このタイミングでラティフィ抜いて)先行車についていけばいい感じで次のアタックに入れそうだな。

そんなやり取りしかなく、ラティフィ来てるよ!とかはなかったみたいですね。

とはいえ余りにもミラー見てなさすぎでしたけどね・・・(苦笑)

ハースはイニシャルセットアップを外したかな、ということのようです。僅差とはいえシューマッハが前に出たのは立派でしたね。

ボッタスはQ3進出を逃しましたが、103戦連続ということでした。セナが127戦連続トップテンという記録を持っているようですが、破られなくてちょっとホッとしている雰囲気が川井さんのコメントにはありました(笑)

まあ確かに・・・、レジェンドの記録ですから。それ相応の後世に印象に残るようなドライバーに塗り替えて欲しい気持ちは、どうしてもありますよね。

オーストラリアGP決勝の紹介より

圧勝に見えたルクレールでしたが、川井さんによる勝利のポイントは、第1スティントのミディアムタイヤでのレースペースだったそうです。

レッドブル陣営はペースが上がらず、フェルスタッペンは11周でガクンとペースダウンし、ペレスも終盤ハミルトンに逆転を許してしまうほどペースが上がらなかったようです。そんな中で堅実だったルクレールは悠々とギャップを確保。

山本さんは「クルマとルクレールが非常にマッチしているので、自信にもなっているし安定している。フェラーリはイニシャルセッティングが3戦とも上手くいっているのも好調の要因」という分析をされていました。

シーズン序盤のフリー走行で赤旗による走行時間短縮もある中で、イニシャルセットアップが良い効果は大きいだろうと、川井さんもコメントしていました。

この3戦でフェラーリの優位性は確実なものとなり、少なくとも夏休み前まではこのまま突っ走るのでは、というのが川井さんの分析でした。

現場で取材されていた米家さんによると、フェルスタッペンはレース後に落ち込んだり怒ってはいなかったようです。連覇はかなり難しい状況になりましたが、開き直っているのか・・・。2021年シーズンを見ていても1戦1戦ってタイプのようなので、さほど気にしていないのかもしれませんね。

ファステストラップの件

「アルボンがあと1周早くピットしていたらファステストを狙えた?」という質問が来ていました。私も同じことを気にしていました!

川井さんは「無理!」とまた即答されていました(笑)

自身の予選タイム相当を出さないといけない状況で、充電ラップも必要だから。とのこと。確かに、チャージラップを考慮していなかった・・・。

むしろ終盤ピットしたアロンソが持っていきかけたようですね!それは気にしてなかったな・・・。

ルクレールの最終周が1:20.260、アロンソ57周目が1:20.846。ルクレールが最終周にしっかり更新しにいってなかったら危なかったですね。

バウンシング、ポーパシング、縦揺れの件

レッドブルの揺れは小さく、フェラーリとメルセデスは大きいようです。

フェラーリは足回りが柔らかくて吸収できていること、メルセデスはコーナリング体勢に入っても発生してしまうことが違いを生んでいるようです。

勉強になるなー。

じゃあ揺れを無視してセットアップすりゃイイってもんではないですねぇ。

アルボン健闘の件

山本さんが面白い見解を話しておられました。

「アルボンは去年レッドブルテストドライバーとして、18インチタイヤのすべてのテストを行っていた。全ドライバーの中で現行18インチF1タイヤの経験が一番多く、アドバンテージになっているのでは」というような内容でした。

なるほど!ですねぇ。数戦したら知見も追いつかれてしまうのかもしれませんが、それを活かすべきタイミングでしっかり活かし、1ポイントを獲得したのは大きいですねぇ!

川井さんはウイリアムズ1年目にして、これまで在籍していたドライバーに予選で全勝していることも立派だと褒めていました。確かにスゴイですよね。

角田選手の件

山本さんは角田選手に対しては、PUが3機目になってしまっていることや、譴責が多いことを懸念されていました。

角田選手はフリー走行とQ1までは割と活躍されていましたが、米家さんと山本さんの見解ではフロアにダメージを追ってしまったことでQ2の不調に繋がったのでは、ということでした。

そうでしたかー…、残念ですが本当にそれが要因なのであれば、昨年のような原因不明の不調よりもずっとマシですよね!頑張って欲しいです。

次戦以降の展望

川井さんが「メルセデスチーム、ラッセルがランキング2位にいることがすべてを物語っている」という発言をされていました。

詳しくは語っておられませんでしたが、あれだけ2022年の競争力のないメルセデスチームとラッセルが2位に来てしまっている=本来そこにいるべきチーム、ドライバーの自滅・信頼性不足が、チャンピオン争いを楽でつまらないものにしてしまっている、ということかな?と解釈しました。

ホントそう思います・・・。

次戦はスプリントが開催され、2022年初めでですし、ポイント改定によって面白い戦いを解説陣も期待していました。

イニシャルセットアップの重要性はさらに上がりますね!

地元であるフェラーリの凱旋とともに、アルファタウリの本拠地最寄りであること、自宅から通える角田選手への期待も高まっていました!頑張って欲しいですね!

まとめ 特に印象に残った情報・コメント

オーストラリアGPのコーナー角度が低いというサーキット特性は初めて知り勉強になりました。

今回のGPで疑問に思っていた、チームごとの縦揺れ状況と速さについて、アロンソ予選のタラレバ、決勝ファステストのタラレバについては、まさに私が知りたかった部分の紹介があったので非常に興味深かったです!

フジテレビnextでのF1中継に大きな不満はありませんし、F1がない週末はF1GPニュースで楽しめるので個人的には満足しています!

フジテレビNEXTsmartにて、各GPの全セッション中継にしてもF1GPニュースにしても、インターネットで再放送が視聴出来るのもありがたいです。出来ればもっと長期間公開してくれると、より嬉しいですけどね。

DAZNでのF1観戦はしたことがなくて、F1関連の番組をやっているかも把握していませんので、比較してどちらが良いかまでは言えませんけどねー。

第4戦も楽しみです!では。