2022年F1GP

2022F1第20戦メキシコ・シティGP決勝

第20戦メキシコ・シティGPが終了しました!

前戦アメリカに引き続きリアタイにキツイ5時スタートのスケジュール。

予選の結果を受けて見逃せないポイントも増えて興奮していた私は、残念ながら(?)仮眠も取れないまま観戦しました(笑)

結果だけ見ると動きが少なかったと言えますが、静かな戦いがずっと繰り広げられていたGPでした。

タイヤがあまりに気まぐれでしたが、結果的に今回最高にハマることになった戦略を取れる条件が揃っていて、掴み取る寸前まで行っていたメルセデス…!

あと一歩!で別戦略を取ってしまいあえなく撃沈という結果に、思わず『タラレバ』を妄想してしまうレース後でした…。

角田選手は1周目に大きく上げたポジションで粘りの走りを見せていましたが、「最高戦略」で追い上げるリカルドの飛び込みによってリタイアへ…。

非常に残念な結果となりました。

その後のリカルドが爽快に駆け上がっていくのをもっと心から応援したかったので(笑)、フェアに抜いて欲しかったな、というのが心残りでした。

ペレスは母国で2年連続表彰台ということでしたが、予選でのマシン不調やピットミスがなければ…というところでしたね。

さすがにゾーン状態のフェルスタッペンは上回れずに、順当にいけば2番手だったでしょうから。

そうなるとむしろ悔しかったり、譲り合いの『変な空気』になりそうで…むしろ純粋に喜べる3位は良かった面もあるのかな?と思ってしまいました(笑)

Contents

決勝結果

まずは決勝結果です。

2022年第20戦メキシコGP決勝結果2022年第20戦メキシコGP決勝結果

 

※決勝後、リカルドには角田との接触に対し10秒ペナルティ。ただし下位を10秒引き離していたので実質的なポジションダウンはナシ。

※ストロールは前戦での接触によるペナルティ、マグヌッセンはPU交換によるペナルティ。予選結果からのスタートポジション変動は以下の通り↓

2022年第20戦メキシコGPスタートポジ2022年第20戦メキシコGPスタートポジ

決勝の個人コメント

メルセデスについて

誰にも予想できなかったとはいえ、本当にもったいなかった!!

結果的に大正解の戦略にホントあと少しまで手がかかっていたのに…。

ラッセルのチームラジオで思いっきり言ってましたしね(笑)

もしかしたらあの戦略モロバレチームラジオが流れてしまったことも、戦略を変える一つの理由になっていたりするんでしょうかねぇ…。

今シーズンは逆に、誰もが嫌っていたハードタイヤでメルセデスが躍進したレースもありましたから2匹目のどじょうを狙ってしまったんでしょうかね。

でもせめて、一台は別の戦略にしておけば良かったのでは?と思ってしまいます。

ラッセルはだいぶ引っ張ってからハードでしたもんね…、それはハミルトンのタイムを見て悪くなさそうという判断だったんでしょうけど…。

あと一歩のところで裏目裏目っていうところが、昨年までにはなかった点というか…、ヤキモキします(笑)

VSC中のラッセルもピットで良かったと思いますけどね?

ファステスト狙いは最終周じゃないとカウンターを打たれちゃうって話にしても、VSC中にラッセルピットしといたら、その後ペレスは逆転されちゃうからピット入れないですよね?

ペース上げてタイム詰めといたらなおさら。

メルセデスらしくない判断ミス?だなー…と思いますし、ラッセルの立場だったら、2回も正解を進言しているのに不正解を強制されてフラストレーションたまるだろうなと思ってしまいます(正解は結果論だったとはいえ)

序盤フェルスタッペンにハミルトンはしっかりとついていけていて。

ペレスとラッセルはじりじり離される展開。

まだまだラッセルはハミルトンに敵わないんだなというのと、フェルスタッペン逆転の日も遠くなさそうで。盛り上がってました。

あと2戦、フェルスタッペンの最高勝率を止められるとしたら、ハミルトンですかねぇ?

すべてがピタッとハマった戦いをぜひ見たいです!

角田選手について

1周目のポジションアップはお見事でした!

あっという間にポイント圏内目前!

微妙な位置で粘りの走りをしていましたが…

うーん…、残念。

裁定を見ても本人は全く悪くないと思いますので、気を落とさずに頑張って欲しいです。

レース前にインタビューが流れていましたが、今までと違って非常に明るい&愛想が良いように感じました(笑)

『予選は出たポジション悪くて全力出し切れず残念でしたが、ポイントを狙って走ります!応援よろしくお願いします!』みたいな。

これまでのインタビューって割とテキトーだったり不機嫌だったりで言葉少なだったと思うんですが。

アメリカでポイントを取って余裕が出たのか、チームリーダーとしての自覚なのか、誰かに何かを言われたのか(笑)

いずれにしても今年の残り2戦、そして来年と頑張って欲しいですね!

リカルドについて

翼を授かってましたねぇ…!

角田選手をリタイアに追い込んだことで、心に引っ掛かりがあり素直に応援できなかったのはホントに残念。

あーこれ…入賞圏内どころか7位確保で10秒離せそうだな…とちょっと冷めながら見守る感じでした(笑)

タイヤ戦略がハマった結果とはいえ、こんなにスゴイドライバーが来年シートないんだよなあ…。

ペレスについて

母国に限ってツキがなかったですねぇ…。

予選でマシントラブル。

決勝でピットミス。

決勝スタートでは密かに?いつもよりリスクを取ってアグレッシブな動きをしているように見えました。

結果的には漁夫の利状態でラッセルをパス出来てましたけど、攻めた結果のように感じます。

フィニッシュ後も喜び絶頂!というよりは事務的?な反応のように感じました。

予選はフェルスタッペンはゾーンに入ってましたから、マシンが万全でも2番手スタートだったろうなと思います。

決勝でもフェルスタッペンからじわじわ引き離されていたところを見ると、仮にすべてうまくはまっても、ちょっとだけ離れた2位だったんだろうなと思います。

そうなると…、絶対微妙な空気になりますよねぇ?(笑)

ペレス本人は譲られた勝利はいらない!ってインタビュー受けてましたけど、少なくともお客さんは暴動寸前になりそう…!

落としどころとして3位が一番良かったと思ってしまいます。

来年は勝てますかねぇ?

その先はシートがあるか分からないですしねぇ。

激しく追い風が吹いて、母国優勝を成し遂げた時のサーキットの様子、是非見てみたいです。

まとめ

また大記録成就。シーズン最多勝&最多ポイント達成でした。

ホント手が付けられないですね…。

あとはシーズン最高勝率だけ。

こういう記録は達成できるときに一気にしておかないと、来年はどうなるか分かりませんしねー。

スプリントが行われる次戦ブラジルでもレッドブル優勢が予想されていました。

昨年はハミルトンのショーだったブラジルGPですが、今年はそうはいかないんでしょうけど、今回の勢いのまま対抗してくれると面白いですね!

コンストラクターズの2-3位、4-5位、6-7位、8-9位も最後まで分からないので楽しみです。

1周空いて2連戦ですが、合間にはF1グランプリニュースで楽しみましょう!