第13戦ハンガリーGPが終了しました!
雨が降りそうで降らないコンディション。
抜き辛いハンガリーでラッセルの初ポールからの初優勝が実現するか?!と期待されましたが、強風の影響によりDRSの効果が抜群になり、割とスイスイ抜けるレースになってしまいました。
レコノサンスラップの様子を見てハードタイヤ選択を捨てるなど、レッドブルのフレキシブルな戦略が光った一方で。
アルピーヌ勢の良くないハードタイヤペースを見た上でもハードタイヤを選択し「悪くない戦略だった」と言ってしまうフェラーリの戦略には疑問を感じてしまいました・・・。
ただどのチーム・どのドライバーも似たようなタイヤ選択になるいつものレースと異なり、タイヤ選択の優劣により順位がシャッフルされていくのは見ていて面白かったです。
レッドブルが抜きまくり、ルクレール相手に最大限粘るラッセルを見ている序盤も面白かったですし、戦略でコロコロ変わる中盤~終盤の展開も楽しく、夏休み前のレースをとても楽しめました!
アルファタウリは・・・夏休みの宿題が多そうですね・・・。早期復活に期待です。
Contents
決勝結果
まずは決勝結果です。
※予選19番手だったガスリーはPU交換によりピットレーンスタートを選択。ラティフィが1つ繰り上がった。
決勝の個人コメント
フェルスタッペンについて
・・・強い。強いとしか言いようがない。
レコノサンスラップ中に変更したタイヤ戦略がズバリハマったことと、強風によりDRS効果が抜群になったという運もかなりプラスに作用はしたと思います。
でも、同じような位置からスタートして同じような戦略で同じマシンで走ったペレスは、5位どまりですからね・・・。
やはり本人がすごかった部分もかなり大きいと思います。
途中クラッチトラブルが出たり、その影響かあわやの360度スピンもしてましたが、結局立て直してトップに出たらペースコントロールしての余裕で優勝。
抜けないレースで退屈しそうなところを、レッドブルが後方にいてくれるから、とは思ってましたけど、さすがにここまでとは・・・。
恐れ入りました・・・。
フェルスタッペンは10位から優勝するのって初みたいですね。最も後ろで4番手から?
後ろからが苦手というよりは、予選が前過ぎるからって理由もありそうな気もしますけど。
Just Max pulling a 360° mid-race 😃#HungarianGP #F1 pic.twitter.com/eWVDOf407Y
— Formula 1 (@F1) July 31, 2022
ハミルトンについて
ハミルトンも強かったですねぇ・・・。
前戦では冷え性のメルセデスは暑いレースに強い、とかいう話だったと思うんですけど、今回は寒かったから強かったという記事があるようで???
ん?どっちなの?って思ってしまいますけど。
でも強かったです。
本人が言うように、予選がもっと上位だったらどうなってたんだろうな・・・。
ラッセルと明暗を分けたのは、ハミルトンのタイヤ持たせる能力なんでしょうかね。
あれだけ後ろからガンガン抜いてきているのに・・・。
ミディアムタイヤスタートで2ストップ勢は失敗パターンでしたが、ハミルトンだけ超ジャンプアップ。
いやすごいです。
ほんとどっかで勝ってしまいそう。
ラッセルについて
スタート後になんとか抑え込む姿や、序盤のルクレールに対する抵抗など、見ていて興奮しました。
さすがにペース差があって抜かれてしまいましたが、最終結果から見ると2台のフェラーリよりは前なんですよねぇ。
レース前もレース中も基本的に敵はフェラーリとして闘ってたと思いますけど。
2人の化け物チャンピオンにやられちゃいましたね。
予報通りちゃんと雨が降ってくれていれば、雨得意のラッセルが光ったかもしれませんが。
・・・あ、フェルスタッペンも雨得意か(笑)
まあでも、こうやってきっちり予選のここぞ!というタイミングでタイムが出せるラッセルは、近いうちに初優勝するでしょうねー。
メルセデスの戦闘力も上がってきているし・・・。ハミルトンとどっちが早いでしょうねぇ。
ルクレールについて
ハードを履いてレースを台無しにしちゃいましたね・・・。
ミディアムタイヤスタートで戦略の幅は狭まってしまったとはいえ、「ハード」の選択肢さえ外せていれば、ミディアムを長持ちさせてソフトにつなぐハミルトンと同じ戦略も取れたでしょうに・・・。
なんかホントルクレールは気の毒なシーズンですねぇ・・・。
戦略が悪いかマシンが止まっちゃうか、自分でミスっちゃうか。
最速のマシンと最速のドライバーなのに、かみ合わなさが半端ないです。
結果論ですけど、どうせ6位に終わってしまうなら6位に落ちるまでハードで耐えてみて、抜かれちゃってからフリーストップしても一緒でしたね。
粘れたらラッキーでしたし、最終盤に抜かれてソフト履き替えならファステストくらいとれたかな?
角田選手について
余りに見せ場がなかったですね。
ガスリーのピットスタートから12番手は、あまり映らなかったですけどペース良かったんですかね。
そうなるとなんで角田選手はあんなにヒドかったんでしょう・・・。
チームが原因を掴んでくれればいいですけど、また「バランス悪いけど原因不明」っていう昨年不調時のパターンは勘弁してほしいです・・・。
去年不調脱出のきっかけになった、シャーシ変えてみるとかどうでしょ!
ホント早期に改善してくれることを願うばかりです。
まとめ
レース開始前の放送を見返してみましたけど、川井さんは強風によるDRS効果の増大について解説でコメントされてるんですよね・・・!
このポイントはレースにめちゃくちゃ影響するポイントになっただけに、今回もさすがだなぁ・・・。と思ってしまいました!
しかし残り9戦で80ポイント差ですか。
これってもうすでに、自力優勝は無理ってヤツですよね。
ルクレールが全部1位+ファステスト+スプリント1位で26×9+8=242ポイント。
フェルスタッペンが全部2位で18×9+7=169ポイント。
これで縮まるポイントは73ポイント。
こうなってからのロズベルグはコンサバでしたからね・・・とか言ってみたり(笑)
今年は同チーム内での1対1ではないので、さすがにもう少しもつれてくれそうな気はします。
メルセデスも絡んで来れるかもしれませんしね!
最後まで分かりませんが、鈴鹿の頃はどうなっているのか楽しみになって来ました!
願わくばそれまでに決まってませんように(笑)
夏休みに入りますが、ベルギーを楽しみに待ちましょう!
フジテレビnextでは、グランプリニュースと前半戦総括企画があるようなので休み中も楽しみです!