第11戦オーストリアGPが終了しました!
速さの面ではフェラーリが完勝。
トラブルを抱えてもなお、レッドブルは全く歯が立ちませんでした。
情報整理が追い付かないほど、トラックリミットによるペナルティや警告が多かったです。
ハースチーム、シューマッハの活躍が目立つ一方、アルファタウリの絶不調も目立ってしまったGPでした。
Contents
決勝結果
まずは決勝結果です。
決勝の個人コメント
ルクレールについて
完勝でしたね!
最後の最後にスロットルのトラブルが発生し、またトップからの不運パターン?!と驚きましたが、なんとかリタイアは防ぎつつフェルスタッペンの追撃も許しませんでした。
序盤にフェルスタッペンを抜き去ってからは、積極的なフェルスタッペンの戦略にも惑わされて慌ててカバーするようなこともなく、王道戦略を貫いていました。
解説では『1ストップ作戦、コース上ではなかなか抜けない』を強く意識してしまうことで、2台ともカバーしないフェラーリの判断が遅いという意見につながったのでしょうけど、ペース差を見ながら落ち着いた対処をしているようにも見えました。
積極的2ストップを取ったフェルスタッペンとのギャップは大して縮まっていかずに、逆にルクレールが1回目のピット後にまたあっさりとフェルスタッペンを抜き去っていくシーンを見て、これは同じ2ストップ戦略にしてもタイヤが有利なフェラーリは間違いなく盤石だろうな・・・、と思える展開でした。
終盤VSCが出て二人ともピットしたことで、折角のタイヤ有利が吹き飛んでしまいましたが、仮にフェルスタッペンにステイアウトされてしまっても抜き返す自信満々といった感じで、先頭でもピットしていましたね!
フェルスタッペンだけ3ストップに切替えて残り周回でなんとか逆襲の展開かな!と思っていたのに、ルクレールもピットしていたのを見て、あー・・・、これは強いな・・・!と思ってました。
今回これほどまでに差が付いた要因がたまたまだったのか本来の実力差なのかが分かりませんが、この調子が続くのなら残るは信頼性との闘いだけになりそうですね。
ライコネンファンの私がその中でも大好きだった、速いけど壊れやすいMP4-20との組み合わせに近い雰囲気になってきたように感じました(笑)
フェルスタッペンについて
想像でしかないですが、序盤のペース不足を見てレース中に即座に積極的な作戦へと切り替えたように感じました。
そのあたりはさすがだな・・・と。
成功パターンとしては、ハードに乗り換えてグイグイペースアップして2ストップ、タイヤを守りながら1ストップのフェラーリを倒しに行く!という去年までハミルトンとの間で繰り広げられていた積極的な展開だったんでしょうね。
思った以上に悪かったのか、思った以上にフェラーリが良すぎたのか、たいしてギャップは縮まらないし簡単に抜き返されるし、SC・VSCの助けもなくて万事休すでした・・・。
序盤リード出来ていたことが不思議に思うほど、圧倒的な差を感じました。
せめて対サインツだけでも勝てればラッキー、でも厳しそう・・・って瞬間に、信頼性トラブルで助けられた感じ。
地元でずっと最高の展開でしたけど、今回のは手も足も出ない完敗で気が乗らないでしょうね・・・。
次戦でも圧倒的な差が縮まらないのか興味深いです。
ハミルトンについて
予選での攻めてクラッシュから悪い流れをキッチリ断ち切り、スプリントでガスリーに突っ込まれても生き残り、決勝でもキチンと結果を残す。
素晴らしい挽回でした!こういうのクルーはグッとくるんでしょうね(笑)
タイヤのもたせ方がすごかったですね。
マシン特性も大いに関係あるとはいえ、フェルスタッペンと大違いでした。
スピードはまだまだですが、復活の兆しはありますね~。
シューマッハーについて
急に絶好調でしたね!
マシンが良くなったのかドライバーが良くなったのか、どっちもなのか。
堂々と渡り合っていてすごかったです。
ドライバーオブザデイも納得。それを聞いて嬉しそうなインタビューも良かったです(笑)
Mick was chuffed when he found out he was your @salesforce #F1DriverOfTheDay 😃#AustrianGP @HaasF1Team pic.twitter.com/pg9kncbtff
— Formula 1 (@F1) July 10, 2022
今戦での活躍をさらに自信に変えて、さらにひと伸びありそうですね!
アロンソについて
2周連続ピットで順位を下げていましたが、タイヤ周り?のトラブルだったみたいですね。
今回は角田選手にコース外に追いやられながら、バトルしながらの指フリサインがすごかったです(笑)
Told off at 200mph! 😀
Fernando wags his finger at Yuki 👀#AustrianGP #F1 pic.twitter.com/ELFzUh1Jc3
— Formula 1 (@F1) July 10, 2022
予選とか周回遅れに対するジェスチャーは良く見ますけど、同一周回でバトル中、コーナーに向かってブレーキングに入る寸前の300km超ですからね・・・。
・・・同じ人間と思えない、ある意味今回の最大衝撃シーンでした(笑)
ペレスについて
頭冷やしましょう。
ある意味ハミルトンと真逆です。
予選でのミスが遠因になってそうです。
速いマシンがあるならじっくりいけたと思います。
あのコーナーで並んでクラッシュは伝統芸なのに・・・。
History repeats for Mercedes and Red Bull at Turn 4 💥#AustrianGP #F1 pic.twitter.com/nNzNhgwJ3R
— Formula 1 (@F1) July 10, 2022
サインツについて
お楽しみはこれから!って瞬間に壊れちゃいましたね・・・。残念。
ブレーキ離したらさがっちゃうよ!火も出てるしどうしよう!!状態でした。
下がらないように尻が壁に向くようにステアリング切るとか、全然余裕なかったんでしょうかね。
代わりにマーシャルが必死にタイヤを体で止めに行って、燃え盛る炎の中、スゴク勇敢に見えました。
ドライバーよりいい服着てることはないでしょうに。
F1GPニュースでオブザデイ投票してみようかな(笑)
アルファタウリについて
散々な週末でしたね。
ランキングも好調ハースの下ですし、要因がちゃんと分かって競争力を取り戻せれば良いのですが・・・。
角田選手にとっては、結果を残さないといけないプレッシャーのかかる中で、マシンの競争力が低く、チームメイトともちょっと険悪(笑)になりかけて、辛いでしょうね・・・。
すべてを吹き飛ばす好成績が出せるように、頑張って欲しいです!
まとめ
今回のGPでは不思議な文字情報がいくつかありました。
スタート時に出た審議は何だったんでしょう?
ガスリーのペナルティ消化していない審議は何だったんでしょう?
両方とも以前なら「審議された=ペナルティ確定」ぐらいハッキリと白黒つく内容だった気がします。
ちょっと怪しいから見てみるね!ぐらいで文字情報出しているんでしょうか?(笑)
川井さんの存在の大きさを再認識したGPでもありました。
緊急的な対応は大変だったでしょうし、強く批判するつもりもないのですが。
「聞き取れなかったチームラジオを聞き直して訳してみる」ことは、川井さんにしか出来ないすごく特別なツールや技能が必要なことなのでしょうか?
序盤で重要なラジオが聞き取れないままに「あの聞こえなかったラジオでこう言っていたんだとすると、こういう戦略かもしれませんね!」って解説には・・・、さすがにちょっとがっかりしてしまいました・・・。
それ以外にもフォローできていないラジオが多かったように感じてしまいました。
例えばいつも同時通訳されている方に協力依頼するとか・・・、インタビューの時間帯にしかいらっしゃらないのでしょうかね?
またフェラーリの戦略面でも、川井さんなら可能性を色々考えた推察や意見を出されていたのではと思いました。
有料放送ですので、もう少し頑張って欲しいなと思いました!
次戦では復帰されると思いますので、楽しみです!
では!